平和の尊さをかみ締めるように説いた。

72年前、広島市内を走る路面電車内で原爆に遭った朴南珠(パク・ナムジュ)さん(84)=同市西区=が4日、当時から使われている「被爆電車」に乗って、小中学生ら約40人に自らの被爆体験を語った。兵庫県からの修学旅行生も含め、年間5千人以上に記憶を伝え続ける朴さん。2日後に迫った原爆忌を前に「なんと恐ろしく、残酷で非情な爆弾だったか」と振り返り、平和の尊さをかみ締めるように説いた。(長谷部崇)

 http://y-watch.net/member/xzhdhfd/ https://www.eniblo.com/xzhdhfd1945年8月6日、朴さんは12歳。当時の状況について「思い出したくない」と長く沈黙してきたが、2002年、平和記念公園(同市中区)で小学生に原爆について尋ねられたことを機に語り始めた。

 http://paris.jimomo.jp/user/public.html?id=15656 http://www.travelog.jp/user/profile/mp_profile.php3?userid=xzhdhfdあの日、幼い弟と妹を親類宅へ疎開させるため、3人で路面電車に乗っていた。「やあ、B29が飛んどらあ」。男性の声と機体のごう音の後、一帯がパッと光り、電車全体が炎に包まれた。爆心地から西へ約1・8キロの地点だった。